酸っぱくなった“ぬか漬け”がツウ好みの酒の肴に変身!【大人の保存食レシピ】
2015/06/25
こんにちは。陶工房高谷です。
「最近どうもぬか漬けが酸っぱい…」もしかするとそれは気候のせいかもしれません。暖かくなると発酵の力が強くなりますからね。そんな場合は、ぬか床ごと冷蔵庫保存にすると発酵度合いが比較的安定します。
一方、ぬか床の中で行方不明になって、結果浸かりすぎちゃったヤツを発見することもありますよね。食べてみると発酵しすぎで「ピリッ」とするぐらいの酸っぱさ。そんな時はどうしてますか???
酸っぱいからサヨウウナラは余りにももったいない!今回は、そんな浸かりすぎたぬか漬けを救済し、美味しいアテに生まれ変わらせる裏技のお話です。
もう“古漬け”とは呼ばせない!浸かりすぎたぬか漬けを簡単リメイク!【ぬか漬けの醤油煮】
食べ頃を過ぎてしまったぬか漬けをちょちょいとリメイク。酸味をふかーい旨みに変えるレシピをご紹介します!作りすぎてしまったぬか漬けに飽きちゃった、という時にも使える簡単レシピですよ。
お漬物として食べる時のように、一口大にカットし2〜3分ほど水にさらします。その間、お鍋に調味料を用意します。
お鍋はカットしたぬか漬けが底一杯に広がる程度の大きさものをチョイスしておきましょう。そこに①お酒、②みりん、③甘口醤油をそれぞれ同量程度いれます。調味料の分量はぬか漬けの量によっても変わりますので、結果的にぬか漬けがギリギリ浸かるぐらいを目安にしてください。そして④すった土生姜。もちろん市販のチューブでもOKです。生姜の量もお好みで。
ちなみに…今回我が家では、出雲の「神国たちばな醤油~さしみ用」を使いました。このお料理には、たまり醤油のような甘くてコクっとしたお醤油がオススメです。普通のお醤油しかない場合にはお砂糖を入れて代用してくださいね。
水気を絞ったぬか漬けをお鍋に入れ、調味料①~④にあわせたら点火。小さな火で煮詰めていきます。
【ぬか漬けの醤油煮】は、熱が落ち着くとツヤ・照りがでてきます。さらに、冷蔵庫で冷やすと一層味が落ち着き、あの刺すような酸っぱさはどこへやら。甘辛さの中にある爽やかな酸味と、土生姜のアクセントがベストマッチ!白ご飯はもちろん、これを肴に冷酒をチビチビもgood!大人の保存食としては持ってこいの一品に早変わりします。
補足)冷蔵庫からテーブルへ直行!保存食に使える便利な“蓋つきの器”
佃煮など数日にわたって頂くお料理は、何に入れて保存していますか? 一番多いのは「タッパ」だと思いますが、ぜひオススメしたいのは、蓋つきの器です。
茶碗蒸し用として年に数度だけ使っている、というご家庭も多いのでは。ぜひ、数日で食べきる保存食に蓋つきの器をご活用ください!
蓋つきの器の何がいいって、一番はそのまま冷蔵庫に入れられること。そしてまた、そのまま食卓に出せること。タッパーだと、お皿に移し替えて、そのお皿は毎度洗って、なのでこう便利にはいきません。
器選びのポイントとしては、陶器ならツヤっとした釉薬のかかったもの。土肌のものや粉引のような白い肌の陶器はどうしても色が染み込みやすいので、避けた方がベターです。その点、写真のようなつるりとした肌触りのものですと、陶器でも色の沁み込みをほとんど気にせずにお使い頂けます。
浸かりすぎたぬか漬けの簡単リメイク!【ぬか漬けの醤油煮】 まとめ
<用意するもの>
ぬか漬け(なす、きゅうり、大根など 個人的には大根がイチオシ)、お酒、みりん、甘口醤油、土生姜(すったもの)
<あると便利なもの>
保存用の蓋つき器
〆のご飯、晩酌が楽しくなる保存食です。浸かりすぎ&作りすぎたぬか漬けは美味しく大変身、かつ、食器棚の奥で眠ってた蓋つき器も大活躍の一品。ぜひ実践してみてくださいね。
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おうちごはんが一層美味しくなる器
|暮らしに寄り添う陶器 陶工房高谷
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